友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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Gargantua and Pantagruel
RABELAIS
この ラブレーの小説の主人公は巨人である。
それも、とてつもない巨人である。
その彼の冒険活劇物語は下ネタ話が非常に多く、
幼児の肛門期のごとく、止まるところを知らない。
日本で言うところの ホラ話か。
ラブレーはだじゃれをふんだんに使い、当時の政治、
教会、そして社会を笑い物にしている。
彼にかかると、
philosopher も foolosopher になってしまう。
そして訳者の M.A.Screech の注釈もこの本を
もっと楽しませてくれる。
表紙は ブリューゲル ( 年長 ) 作
Gargantua and Pantagruel
(C)RABELAIS
1535 / penguin Classic (C)2006
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