表紙で買った本 (連載 bP3)


   友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の

あいだに出会った たくさんの本の中から

ポツリ ポツリと 気の向くままに

選んでもらって ご紹介いたします。




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QUITE EARY ONE MORNING


デイラン トーマスはウエールズ(Welsh}出身の詩人で

大酒飲みだったことは知られている。

彼の短編は当然のように詩的要素が強く、読んでいて、

その要素が強すぎてか迷路入りしてしまう事が多い。

アメリカにも1950、52,53と足を運んでいる。

”I don’t believe in New York,” he said,

”but I love Third Avenue.”

(ニューヨークは信じられないけど、
サード アヴェニユーは好きだなァ)

と言ったのは、当時古本屋が14丁目迄

沢山あったからか、それとも、それを下ったら

Bowery で安い酒屋が沢山あったから、

多分その両方だろう。




☆  QUITE EARY ONE MORNING

DYLAN THOMAS (c)1954

A NEW DIRECTIONS PAPERBOOK