友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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THE MOST DANGEROUS BOOK
Kevin Birmingham
ユリシーズは、ジェームス・ジョイスが約8年を費やした
作品。それが1922年、シェイクスピア&カンパニィ書店
から出版される事になる。
けれど、ユリシーズは問題を沢山抱えている本だった。
まず、猥褻な箇所が沢山あり、それが全面に出て
文学作品としての評価がされにくい。
そして、ユリシーズを文学作品と認めない文学愛好家が
沢山いるのも事実だ。作者 ( ケヴィン・バーミンガム )
は、ジョイスがダブリンを離れて、チューリッヒ、イタリア、
そしてパリへと移り住む様子を時代毎に追い、
ユリシーズの進行状況と一緒にまとめた。
シェイクスピア&カンパニィ書店の地下室に積み上げられた
ユリシーズは、資本主義社会を今にもダイナマイトで
ぶっ飛ばすようにも見えた。
けれどそのダイナマイトはショイスがノラ ( 妻 ) に書いた
一冊の本だった。
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The collected writings of Zelda Fitzgerald
Edited by Matthew J.bruccoli
( C )1992/The University of Alabama Press
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