表紙で買った本 (連載 115)


   友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の

あいだに出会った たくさんの本の中から

ポツリ ポツリと 気の向くままに

選んでもらって ご紹介致します。




115








Diane Arbus

Arther Lubow



ディアン・アーバスは、アラン ( 夫 ) と2人で

ファッションフォトグラファーだった ( 50年代 )。

アランがカメラ、その後ろでディアンがあれこれ

モデルの身の辺りの世話をする役だ。

けれど、あまりにも退屈過ぎて、ある時から独立を

考え始める。彼女の撮りたいものは、

ファッションではなかった。

それを悟らせててくれたのは、リゼット・モデル

( 写真家 ) のワークショップで、” 本当に自分が

興味のあるものを撮れ ” と言われた時。

それから本当に自分が撮りたいものを探しはじめる。

ディアンは雑誌の仕事をしながら自分の興味の

ある写真を撮り始め、少しずつそれが形を成してゆく。


50年代の写真家、ロバート・フランク、リチャード・

アベドン、ソウル・レイターなどとの交流も興味深い。


Diane ( ディアーン ) と母親は呼んでいた。








DIANE ARBUS

Arthe Lubow

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