友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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JUNKY-
William.S.Burroughs
ほとんどの中毒者がそうであるように、
バローズも最初は麻薬に関心がなかった。
「 みんな最初は麻薬をコントロール出来る
と思うんだ。そして時々、
コントロールしたくないと思うんだ。 」
中毒の一人が言う。
バローズがどのように麻薬に入っていったかが
NewYork を中心に書かれていて、
文字通り、麻薬中毒入門書。
そこからテキサス、ニューオリンズ、メキシコ、
と、クスリを求めて旅は続く。
クスリを売る方と買う方が命がけで交渉。
もちろん取引が成立しないことも沢山ある。
本の最後に、” JIVE TALK ( ジャイヴ・トーク )
と題して、中毒者の活用語辞典がついている。
JUNKY-
William.S.Burroughs
( C ) / 1977,1953/ Penguin Books
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