友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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THE PICKWICK PAPERS
Charles Dickens
ピックウィック クラブの会員達がイギリスを旅して
そこで起きた出来事が中心に話が進んでゆく。
全体に、さらっと流しているのが特徴だ。
まあ、出版が1837年なので、当時ののどかな感じ
が伝わる。だが、その中にいくつか違う話が
挿入されている。
これがディッケンズの実力で、おもしろおかしく書
いているけれど、まるで 「 こんな風にも書けるぞ! 」
と言っているようだ。
24歳 ( 当時 ) のディッケンズはこの作品 ( 彼の
最初 ) から次々と名作を発表してゆく。
Charls Dickens
The PickWick Papers
( C ) / 2003/ The Modern Library Classics
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