表紙で買った本 (連載 51)


   友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の

あいだに出会った たくさんの本の中から

ポツリ ポツリと 気の向くままに

選んでもらって ご紹介致します。




51



CRY,THE BELOVED COUNTRY

ALAN PATON



南アフリカ

一通の手紙が主人公の家にヨハネスバーグの教会から届く。

それは、長いこと連絡の途絶えていた彼の娘についてだった。

ひどい病気なのでヨハネスバーグまで来て欲しい。

父親はすぐ出発する。けれど彼を待ち受けていたのは

殺人、売春、そして黒人と白人の嫌悪。

アラン・ペイトンは、アメリカとイギリスの刑務所、そして

矯正院を見学した後、この小説を書いたと言われる。


木はズル語で ウムティ

クスリはズル語で ウムティ


ズル人のクスリは ほとんど木からなので、

同じ意味だそうだ。








CRY,THE BELOVED COUNTRY


(C)ALAN PATON

1948 / PRNGUIN-FICTION