友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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THE BELL JAR
SYLVIA PLATH
” 私はその夏、自分が何か変だと思っていた。”
( I knew something was wrong with me. )
その夏、ローゼンバーグが処刑された。
そのニュースをラジオで聞いた主人公は
自分の動揺をおさえる事が出来ない。
そしてその夏ファッション雑誌のエッセイコンテストに
選ばれる。ほうびは New York。
田舎から出て来て大都会のにおいをかぐ。
けれど、精神的にフラついている彼女には
現実と夢の区別がつかず、物語も
その2つの世界を行ったり来たりする。
絶望的にみえながらも物語は出口に
向かって行く。
THE BELL JAR
(C)SYLVIA PLATHE
/1963 faber and faber
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