表紙で買った本 (連載 36)


   友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の

あいだに出会った たくさんの本の中から

ポツリ ポツリと 気の向くままに

選んでもらって ご紹介いたします。




36




KINGDOM OF FEAR
HUNTER S. THOMPSON

1946年 夏、ルイズヴイル、
そして郵便箱




ハンター・トンプソンが9歳の時、彼は初めて

FBI(2人)と顔をつき合せる。

走ってくるバスに郵便箱をぶち当てたとの理由で

FBIは ”ハンターお友達はお前がやったって

はいてしまった、観念しろ。”

ハンターの父親が言った。

”本当の事をいいなさい、FBIに嘘なんかつくんじゃない

彼らには証人がいるんだから”

ここでハンターは正直に自分がやった事を認め

すんなり犯罪人になり刑務所送りで3年・・・。

となるはずだったが、

もし自分が罪を認めなかったらどうなる?

とうい質問が頭を横切り、やってみる価値が

あると決めサイコロを振ってFBIに質問する。

”証人?証人がいるっていったい誰ですか?”

この日がハンター・シンプソンと体制との最初の

対決だった。

それ以来はアメリカの証人とて

ハンター・トンプソンは言いたい事をいい

書きたいことを書き私達を楽しませてくれる。




C) penguin books 2003