友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介いたします。
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the rise and fall of the great powers
/ PAUL KENNEDY
日本はヨーロッパやアメリカなどと比べると地理的に
独立して隣国が陸続きではない。内乱は続いたが
一応、平和国家を保って来た。けれどヨーロッパの
ような隣の国が陸続きであると、小競合いから、
すぐ戦争にという道をたどりやすい。
ハプスブルグ、ナポレオン、ヒットラーと出てくる名前は
ヨーロッパ史にはなじみの深い。彼らは国土を広げ
戦争を続けて来た。けれどそれに伴い人と資金が必要に
なってくる。国が大きくなると人が必要にない戦争が
長引くと人と資金を必要以上に持たなくてはならない。
世界の権力国家は時代とともに変わってきたが
この人と資金という所は昔から不変である。
過去500年を振り返り作者paul kennedyは
世界史をこの本で語る。権力国家は時代の流れ
(the stram of time:ビスマルク)に乗って
経験とカンを生かしてこれからも進んでゆく。
C) 1989 vintage
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