表紙で買った本 (連載 29)


   友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の

あいだに出会った たくさんの本の中から

ポツリ ポツリと 気の向くままに

選んでもらって ご紹介いたします。




29

EMILY BRONTE


WUTHERING HEIGHTS



エミリーブロンテの「嵐ヶ丘」の主人公キャサリンは

本の半分程度進んだところで亡くなってしまうのに

彼女の影がそれからもずうっと本に残り続けるのは

やはり作品の素晴らしさだ。

世界26ヶ国に翻訳さて、1847年に出版されてから

イギリス本国だけでも27の違う版があるという。
(1994年調べ)

he’s more myself than i am.
( 彼は 私よりも 私に近いの )

そうつぶやくキャサリンは他の男と一緒になってしまう。



☆ WUTHERING HEIGHTS
       


 EMILY BRONTE

 c)1847/OXFORD