友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介いたします。
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JOSEPH CONRAD
HEART OF DARKNESS
植民地を求めて ヨーロッパの人間は
ヨーロッパ以外の世界に足を向けた。
そしてアフリカもそのひとつだった。
けれどアフリカは彼らの思い通りにはならなかった。
(すぐには)
いくら 文明の力を使ってもそこで働くのは
アフリカの人間。
ヨーロッパの思想、考え方をアフリカ大陸に導入し
自分達のいいなりにしようとこころみたけれど、
彼らを待っていたのは、反逆だった。
コンラッドはそのアフリカの心を1人のヨーロッパの
人間としてそして1人のアフリカのWITNESS
(目撃者)として書き
そこが静かに、重く読む人に問いかける。
☆
Heart of Darkness
@ A BANTAM CLASSIC
(c)1960
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