友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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THE SCRAMBLE FOR AFRICA
The white man's Conquest of the Dark Continet
from 1876 to 1912
Thomas Pakenham
アフリカといえば、土人とジャングル、ライオン、ゾウ、
キリンなどの野生動物を思うのが普通の日本人である。
彼らも野生動物達と生活を共にしていた。
ところがヨーロッパの国々が植民地政策をアフリカに
向け始めた。” 未開発のアフリカに教えを ”
” 文明の力、そして商業をアフリカに ” などと言い、
ドイツ、イタリア、ポルトガル、フランスイギリス、そして
ベルギーが参加してアフリカを文字通り奪い合った。
アフリカ人達もそれに反対して小競り合い、
そして戦争になる。意味も無い血が沢山流されて、
アフリカが強制的に西洋の仲間入りをさせられる。
しかし、内乱は続き、1960年には沢山の国々が
植民地から独立する。独立するはずが、それは
紙の上だけで、半植民地というのが現状だった。
黒い大陸 ( Dark Continent ) と呼ばれていたアフリカ
は、白人達 ( ヨーロッパ ) の醜い顔を嫌というほど
見せつけて、1991年に終わりを告げる。
白人達がいなくなって、アフリカがアフリカ人達の手で
政治が行われて良い結果が出ているかは疑問だが、
この本は、黒い大陸を満喫できるアフリカ クロニクルだ。
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THE SCRAMBLE FOR AFRICA
The White man's Conquest of the Dark Continent
from 1876 to 1912
Thomas Pakenham
( C )1991 / RANDOM HOUSE
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