表紙で買った本 (連載 136)


   友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の

あいだに出会った たくさんの本の中から

ポツリ ポツリと 気の向くままに

選んでもらって ご紹介致します。




136


THE BEAUTIFUL SUMMER

Cesare Pavese



大人の世界への入り口に立つ16歳のジニアは、

ドレスメーカー店( 洋装店 ) で働く( 店員 ) 彼女の

女友達とも遊ぶが、少し年上の知り合いのほうに

興味がわく。 それは、未だ知らない世界が、

手の届くすぐ目の前に現れているからだろう。

カフェで無駄話をして時間をつぶしたり、

街を目的なしでほっつき歩いたり、

映画館でぐちゃぐちゃの頭の中を整理したりと、

彼女なりに少し背伸びをしながら毎日を過ごす。

そんな中で画家のグイドと知り合う。

胸が高鳴る。

” あの頃、人生は永遠の祭日だった ”

ある夏の思い出。














THE BEAUTIFULL SUMMER

Cesare Pavese

( C )2018 / Penguin Books