表紙で買った本 (連載 133)


   友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の

あいだに出会った たくさんの本の中から

ポツリ ポツリと 気の向くままに

選んでもらって ご紹介致します。




133


FARMER BOY

Laura Ingalls Wilder


アルマンゾは、父の農場で朝早くから他の兄妹と

一緒に働いている。仕事が少ない時は学校へ。

物語はニューヨークの北部の町。

今から150年前の1月からはじまる。

兄弟は4人で雪の中を歩いて学校へ行く。

もちろん学校といっても、小中高入り乱れての15人前後。

農家の子ども達は冬の時期は仕事が割合少ないので

通学する。教室にはストーヴが1台あり、一昔前の学校の

様子とあまり変わらない。

休み時間になれば、外で雪遊び。

そんな子ども達も、学校から帰ると、牛の乳搾りから

始まり、牛舎での仕事が沢山。

家族全員でやらないと間に合わない。

一番年下のアルマンゾの楽しみは、食事。

とにかく沢山食べる。けれど食事の時、子ども達は、

「 Thank You. 」 しか言うことを許されない。

無言で食事をしなければいけないのだ。

子ども達は、親の顔、態度、話しを見て聴いて育ってゆく。


年中行事も沢山ある。

現代から思うと、本当に休むひまのない程働いている。

そんなアメリカの田舎の一面が、あたたかく、そして

大人から子どもまで読めるように描かれている。
















FARMER BOY

Laura Ingalls Wilder

( C )1933 / Penguin Puffin Books