友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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The collected writings of Zelda Fitzgerald
Edited by Matthew J.Bruccoli
スコット・フィッジェラルドの妻ゼルダは、
小説1編を残しただけで他界。
生前に出版された短編などを集めたのが、この本。
ゼルダの作品でありながら、スコットの名前で出版され
たり、二人の共同制作とありながらゼルダの作だったり
と、いろいろな問題があるが、当時は、” スコット・フィッジ
ェラルドの妻 ” という考え方が男性社会である出版界に
あり、ゼルダの小説家としてのチャンスは少なかった。
私小説の 『 Save me the waltz 』 ( 1932 ) は、ゼルダの
小説家の声がきこえる唯一の作品で、
ダンスに夢中になる女を描いている。
体を痛めつけ練習して、汗をかき、他のことは考えない。
スコットとゼルダは酒に溺れ、パーティを朝まで遊び続けた
悪い代名詞によく使われるが、
それ以外にもある、と思わせる作品集。
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The collected writings of Zelda Fitzgerald
Edited by Matthew J.bruccoli
( C )1992/The University of Alabama Press
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