友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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The Wind in the Willows
KENNETH GRAHAME
春の気配が土で感じられる、そして地下で生活して
いる もぐら はイライラしていた。
「 冗談じゃないよ、春の掃除なんかしてられないね!
早く外へ出て陽の光をあびたいよ。 」
そしてもぐらはせっせと土をかき分け、一生懸命
地上を目指し、やっとこどっこい ほいさっさ。
そして、まぶしい太陽の光を浴びる。
物語は感動的だ。
けれど、大人向きなのか、子供向きなのかが
判らない、という意見がしばしばあり、
出版社からは断られ続けた。
けれど、一度出版されると、読者はこの本を理解し、
読み継がれ、今では名作児童文学の1冊となっている。
読み終えるとほのぼのとした気分になり、
川辺をうろつきたくなる。
THE WIND IN THE WILLOWS
Kenneth Grahamu
( C ) 2005 / PENGUIN CLASSICS
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