友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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Therse Raquin
Emile Zola
1867年27歳のゾラは 『 テレズ ラカン 』 を発表。
スキャンダラスを巻き起こす。愛のない結婚生活、
そして病的な夫・・・そこに逞しい夫の友人が登場して
物語は深く掘り下げられる。
精神分析のフロイトの以前から、小説の世界では
登場人物の分析が広く行われてきたが、ここでも
それが重要になってくる。
映画では、シモーネ・シニョレが退屈で無関心な女を
実にうまく演技していた。もちろん内容は小説とは
全く違うが、マルセル・カルネが監督 ( 1953年 )。
THRESE RAQUIN
Emile Zola
( C ) 2004 / PENGUIN CLASSICS
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