表紙で買った本 (連載 114)


   友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の

あいだに出会った たくさんの本の中から

ポツリ ポツリと 気の向くままに

選んでもらって ご紹介致します。




114








SULLY

Chesley.B."SULLY"sullenbergerV


2009年11月15日

飛行機がハドソン川に胴体着陸した。

普通なら大事故になるはずだったが、

155人( 乗客 ) と6人の乗組員全員が無事。

” ハドソン川の奇跡 ” といわれたこの事件の当事者

” キャプテン( パイロット ) サリー ” の実話。


小さい頃から ( 5歳 ) パイロットになるのが夢だった。

安全第一を掲げ、毎日を過ごしてきたが、

ハドソン川事件により、無名の人からヒーローに

一晩でなる。

本書では、小さい頃の思い出から最近までを

書き綴ってある。


彼の父は、自分で何でも作る人なので、家族全員

が自分の金槌 ( ハンマー ) を持たされていた。

そして、木を切る時には、職人の格言



二度測って、一度切る
( measure twice cut once )



と覚えておきなさい、と教わる。


離陸してすぐ鳥がエンジンにぶつかってハドソン川に

着陸するまで、わずか5分たらず。

その間にすべての可能性を考え、その中から

ベストを選び取った ” キャプテン サリー ”。







SULLY

Chesley.B."SULLY"sullenbergerV

( C ) 2009 William Marrow