友人のとも吉さんは本が大好き。長い外国生活の
あいだに出会った たくさんの本の中から
ポツリ ポツリと 気の向くままに
選んでもらって ご紹介致します。
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A FAREWELL TO ARMS
Ernesy Hemingway
ヘンリー・テネンテは、第一次世界大戦のイタリア
軍の救急隊に籍を置くアメリカ志願兵。
そこで、イギリス人看護婦 キャサリン・バークレー
と知り合い恋に落ちる。
けれど、訳のわからない戦争に疑問を持ち始める。
” 失われた世代 ” と呼ばれるヘミングウェイの
『 日また昇る 』 に続く戦争物語。
ヘミングウェイ自らの体験と重なって物語は進む。
この後、『 誰がために鐘は鳴る 』 で三部作となる。
失われた世代、と呼ばれたのは、戦争によって
精神を侵され、普通に物事を考えられなくなった
者達のラベルだが、
アメリカはこの第一次世界大戦からずうっと
戦争を続けている。
だから、失われた世代は、何代も何代も
同じく続いている。
A FAREWELL TO ARMS
Ernest Hemingway
( C ) 1977 Grafton Books
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